自社運営の会計SaaSサービス

Laravelによるクラウド青色申告用会計サービス

自社運営の会計SaaSサービス

公開日: 2026年10月1日


スマート申告ナビ for Biz  https://smart-shinkoku.jp

2026年10月1日 サービス開始

技術仕様

フレームワーク:Laravel(PHP)

インフラ:WAF、Webサーバー、踏み台サーバー、DBサーバー、バックアップ用オブジェクトストレージ、別サイト第2バックアップストレージ

保守管理・BCP:日、週、月単位の保守プラン、システム構築。大規模災害発生時の復旧マニュアル策定

開発期間:ベースローカルソフト1ヶ月弱、本件2ヶ月弱



機能要件

  1. 青色申告に対応したSaaSサービス
  2. 65万円控除に対応する財務諸表作成機能
  3. 仕訳入力補助機能:パターン登録
  4. 仕訳入力補助機能:AI bot による自動仕訳
  5. 仕訳入力補助機能:スマートフォンカメラによるレシート自動仕訳
  6. 仕訳入力補助機能:画像、CSVファイル読み込み自動仕訳
  7. 請求書作成機能
  8. 未入金請求消し込み補助機能
  9. クレジットカード支払い管理機能
  10. 財務分析機能
  11. 棚卸資産管理機能
  12. 製造原価管理機能
  13. 完成工事原価管理機能
  14. 財務諸表エクスポート機能
  15. 二重認証機能
  16. クレジットカード登録機能
  17. 問い合わせ機能
  18. FQA
  19. プランに応じた使用制限機能
  20. 設定に応じた表示コントロール機能
  21. 設定に応じたエクスポート内容コントロール機能
  22. AI bot のGemini API 連携機能
  23. POSレジアプリCSVファイル連携機能

インフラ体制

  1. WAFの導入
  2. Webサーバー、踏み台サーバー、DBサーバーバックアップオブジェクトストレージの完全分離
  3. DBサーバーへの外部からの直接アクセスの完全遮断
  4. 別サイトでの第2バックアップ用オブジェクトストレージ

開発経緯

最初は、自分で青色申告するために簡単な仕訳入力と財務諸表作成ソフトを作成したのが始まりです。簿記やファイナンシャルプランナーの資格も持っていますし、元銀行員ですから申告書、決算書は見慣れており入力補助機能は一切ないものでした。この時点ではSaas展開はまったく考えていませんでした。

ある大手のエンタープライズ企業様とお仕事をさせていただく機会があり、インフラの全体像やセキュリテイ管理、厳格な脆弱性診断等、多くのことを学ばせていただくことができました。大変でしたが一般ユーザーに対し提供できるサービス、インフラ構築にも対応できる知識を身につけることができました。

開発に際し、最も重視したことはセキュリティ対策です。ユーザーの財務情報やクレジットカード情報を扱いますので、機能面よりも優先して対応しまいた。最初から、外部の脆弱性診断チームによるテストを想定し、予想される指摘事項を全てリストアップし、全て消し込みました。開発初期にセキュリテイ対策を策定したことで、機能をつかした場合も策定した基準が適用され、システム全体を安全性の高いものにすることができました。

機能面に関しては、最初はフレーランスのITエンジニア向けの会計SaaSサービスで考えていました。そのため、棚卸資産や製造原価報告書には最初は対応していませんでした。しかし、フリーランスのITエンジニアでも、他のエンジニアに外注をしている場合は、製造原価報告書、棚卸資産台帳の作成と保存が控除の条件となっています。そのため、製造原価管理機能、棚卸資産管理機能にも対応することにしました。これでITエンジニアだけでなく、小売業、製造業にも対応できるようになりました。完成工事原価報告書に関しては外注費の取り扱いが違いますが、似たロジックで構築できるため、合わせて導入しました。

入力補助機能に関しては、財務知識のない方でも仕訳入力ができるようAI bot を導入しました。最初は回答できる項目が限られていましたが、機能の拡充に合わせて、回答できる項目、内容も充実させました。プロプランのみですが、複雑な質問にも回答できるよう、Gemini API とも連携をしました。また、税務以外の質問には回答しないようプロンプトも策定しています。

クレジットカード支払い管理機能や、税務分析機能、請求書作成・未入金管理機能なども自分であったら良いと思う機能も実装しました。また、スマートフォンでの画像取り込みと自動仕訳機能、画像やCSVファイルの読み込みと自動仕訳機能も実装しました。

残念ながら導入できなかったのが、銀行口座残高情報自動連携機能とPOSレジアプリ連携機能です。銀行口座残高情報自動連携機能については、あったら便利なのですが、金融機関代理店契約が必要であったり、その申請・審査にも時間がかかりますし、それ以外にも手数料の負担も重く導入を見送り明日。POSレジアプリ連携に関しては、やはり一部のアプリでAPI利用に審査があるなどもあり、対応方針がなかなか定まらず、一旦見送りにしました。POSレジアプリからエクスポートしたCSVファイルの読み込み自動仕訳機能に関しては、早急に導入方向で検討しています。